ワコール
2005年10月~12月/リサーチ:約1ヵ月/戦略策定:約1ヵ月
ユーザー体験を核にしたリサーチで、部門横断型
サイトリニューアルの方向性をコンサルティング
問題点
- サイト活用部署ごとにリニューアル、コンテンツ改訂が行われ、ワコール全体としてのWebブランディング構築が課題となっていた。
- 全社的なサイト改善の体制作りのために、経営陣にサイトの重要性を認識してもらい、バックアップを得る必要があった。
解決のポイント
- 総合的なユーザー体験リサーチに基づく全社Webサイト戦略の策定
- Webサイトを中心に広告宣伝、店舗、コミュニティもリサーチ対象に
- 顧客との長期的な関係作りをシナリオ化
成果
- 策定した全社サイト戦略が経営陣にも承認され、全社規模でビジネスツールとしてのWebサイトの重要性が認識された。
- 現在サイト活用部門の連携のもと、サイト・リニューアルが進行中。
プロジェクト概要
サイト・リニューアルを推進するために必要な、全社規模でのコンセンサス作りのためのプロジェクト。
リサーチ
全サイト活用部署の担当者インタビューを実施し、サイトおよびクライアントが抱える問題点を抽出。解決のための仮説を設定し、検証手段としての調査設計を行う。
複数のペルソナを設定し、WebだけでなくCMなどの広告宣伝や店頭での製品購入、購入後のサポートまで、可能な限りのコンタクトポイントを実際にテスターが体験し評価する、体験型リサーチを実施。 調査終了後、サイト活用部署担当者およびサイト担当役員を集めて報告会を開き、調査結果を共有した。
全社戦略策定
詳細な調査結果のもと、豊富な商品ラインアップを通して、ワコール社と顧客との生涯にわたる長期的な関係作りのシナリオ(お客様体験シナリオ)をWebサイト統括部署メンバーと作成。顧客との関係作りの中でのWebサイトが果たすべき役割を明確化した。
そのうえで、あるべきwebサイトを構築するために必要な「お客様」「Webブランディング(サイトコンセプト/コンテンツ/メディア連携)」「運営」「システム」についての全社的な戦略をプロジェクトチームとともに策定。
サイト活用部署担当者を集めたブラッシュアップミーティングを開催し、統括部署で策定した戦略策定を共有するとともにさらにブラッシュアップ。ブラッシュアップミーティングの結果を反映した、最終報告会を実施。全関係者の総意として、本戦略について役員の承認を求めることを確認。
主要アウトプット
ヒューリスティック調査
ユーザー体験シナリオ
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